13-2:片頭痛の新しい治療薬・追記

 すでにご紹介しました片頭痛予防のためのCGRP抗体関連薬に、新たに2品目が追加されました。
 
 1つめは抗CGRP受容体抗体薬であるエレヌマブ(商品名アイモビーグ)で、これはすでに発売されているガルカネズマブとは異なり、CGRPそのものの抗体ではなく、CGRPの受容体側を抑えるもので作用機序が異なります。
 2つめはガルカネズマブと同じ、抗CGRP抗体薬であるフレマネズマブ(商品名アジョビ)で、いずれも8月末に発売されました。
 
 これら2種類の製剤は、ガルカネズマブと異なり、最初から1本の皮下注射で開始します。薬価はガルカネズマブよりやや安価ですが、それでも1本が保険3割負担で13,000円程度になります。
 またフレマネズマブでは、初回に3本注射し、その後3ヶ月の間を置く方法もとれます。
 
 いずれも効果的にはかなり期待は出来ますが、治験段階の成績では、ガルカネズマブは初回に2本打つ分、直後の片頭痛頻度の減少割合が良いようです。
 しかし今回の2品目も3ヶ月経過した段階では同様かそれ以上の頻度低下が見られており、いずれも有効性には大きな差はないようです。
 副作用としてもほぼ同様で、どれを用いるかは患者さん個人の状況にあったものを選択していくことになります。
 
 今後はそれぞれの有効性を実臨床の場で判断しながら、片頭痛患者さんの満足度と薬剤に対する相性などで使い分けていくことになると思います。
 
 なお、3剤とも18歳未満の方は使用できませんのでご注意下さい。
 
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